大型水槽付DCインバータチラー RKE-Bシリーズ(空冷・水冷)(37.2~48.0kW)
水槽内蔵チラー
概要
チラー(冷却水循環装置)は一定温度にコントロールした水を循環することで、熱源を冷却または温調する装置です。
産業機械、医療機械、理化学機器、食品機械など、さまざまな用途に使用されます。
オリオンのチラーは、チラー本体と水槽やポンプの送水設備や制御系がワンパッケージ化(ユニット化)されており、
さまざまな用途と使用方法に対応します。(水槽無しタイプのユニットクーラーもあり)
パッケージ型チラーの導入で、工事費用の削減や省スペース化が可能です。
特長
使用周囲温度範囲のワイド化
夏は50℃(アクセサリー(別売品))まで耐えられる過酷条件仕様としました※1。熱風のたまりやすい工場内でも最大のパフォーマンスを発揮します。さらに、冬は-20℃までOK※2となりましたので、寒いエリアでも安心して屋外設置が可能です。
※1RKE11000B1-V(W)を除く
※2空冷機のみ。凍結防止モードの設定が必要です
使用温度範囲(液温)のワイド化
使用温度範囲(液温)を3℃~35℃と低温域をさらに広げました。
ポンプもインバータ駆動
冷凍機・ファンに加え、
ポンプもインバータで駆動
バイパスバルブを調整しなくても、必要な流量だけ流せるので、無駄がなくなりました。
ポンプの制御方法が選択可能
運転周波数に加え、目安流量基準に合わせた流量又は送水圧力が設定できます。負荷に対する最適流量又は圧力で運転が可能です。
インテリジェントタッチパネル
各種設定や運転状況が視覚的・感覚的に画面にタッチする事で操作・確認が出来ます。
英語・中国語への切替えも可能です。
グラフ表示
運転割合(パワーインジケータ)
測定圧力
メニュー
タイマ設定
イージーメンテナンス/警報表示
言語表示切替えも可能
低音・静音設計
冷凍サイクル最適化制御運転により、ファンをインバータで理想的な回転数に制御。大幅な低運転音を実現しました。(運転音は正面1m、高さ1mでの測定値です。)
パソコン・シーケンサで操作と確認が可能
制御プログラムにより、用途にあわせて通信機能が活用できます。
通信方法
USB: 1 台、RS-422A: 32 台、RS-485: 32 台
パソコンで操作可能な項目
チラー本体を個別に運転・停止の操作が可能
チラーの送水ポンプを個別に操作が可能
チラーの液温を個別に設定が可能
海外規格対応
CE マーキング対応機もあります
用途
ファイバーレーザ ダイオードレーザの発振部および光学系の冷却
MRI ヘリウム冷凍機冷却および傾斜磁場コイルの冷却
露光装置 露光ステージ(クールプレート)に ±0.1℃ の恒温水を供給
高周波誘導加熱装置 加熱コイルの冷却および高周波電源の冷却
プラズマ溶接機 電源、溶接トーチの冷却
ICP 分析装置 試験溶液等の冷却を効率よく行います